ごった煮

職業はITエンジニア、趣味はバイク、ゲームなどです。ITに限らずいろんな事をカオスに書いていきます。

アメリカvs中国は中国が勝つと思っている理由について

アメリカと中国が覇権を巡り争っています。

世間的な一般論として言えば中国はアメリカに勝つことができないという主張が大半かと思います。その理由としては現時点では経済力、軍事力ともにアメリカが上で更にドルが基軸通貨で経済的な仕組みの根幹部分をアメリカが抑えているからだという事になるかと思います。

ではそのような状況で自分がなぜ中国が勝つと考えているかという論拠を上げていきます。

AI社会は社会主義の方が優位性が高い

一番の理由としてはこれから先はAIで社会が回っていくようになる。そしてそのような前提であると純粋な資本主義より社会主義の方が国家の仕組みとして圧倒的に有利である。という点です。

自動運転、自動配達などのAIに関連するオートメーション技術はアメリカでも開発されていますが、中国は国家として実証実験を行う事ができます。AI開発はより多くのデータを持っていた方が有利です。そして人海戦術的な泥臭い作業も多いのが現状です。中国は人もデータも民間に比べれば比較できないほどの優位性をもって活用する事が可能です。

世界経済の仕組みの根幹部分をアメリカが抑えている

これについてはどうしようもありません。ドルでの取引はダメよとアメリカに言われればそれまでなのですがその場合は経済圏自体が分離する可能性があります。そして中国はまだ発展途上の最中ではありますがある程度の内需も見込めている状況から破綻せずに乗り切れる可能性もあると思っています。アメリカ優位の状況は当面は続きますが中国も手を誤らなければ先は分かりません。

今後についての予想

中国は製造2025という大戦略を出しており、その戦略自体は非常によくできています。そしてその戦略をアメリカが見て、やばいと思わせ本気を出させるようになったとも言われています。

その戦略にもAI等については明記されていますが主役ではありません。おそらくですが中国自身もこれからの社会がAIで回るようになり、それについて自分たちにすごい優位性があるという事に気づいていないのではないかと思われます。(特に上層部については)

中国が負ける可能性があるのはアメリカと戦おうとした時でしょう。(但し通すべき主張は断固として貫き通す必要はあります)そして自身の優位性を認識できずに活用できなかった時でしょう。

今後10から20年ぐらいは我慢の期間となる可能性はありますが自身の優位性を活用できれば戦わずして結果勝っていたという結果になる可能性も大きいと思っています。

ただ共産党は実質的に独裁で自由のない社会は嫌なので現状の中国には勝ってほしくはありません。中国が勝てばおそらく世界は塗り変えられます。

未来の夢想

おそらく自分が生きている間で働かずに済む世界はこないのではないかと思っています。しかし将来的にこのまま技術の進歩が進んでいけば必ず働かなくてもすむ社会に帰結します。それがどのような帰結となるのか。アメリカvs中国はそれの一つのヒントになるかもしれません。