ごった煮

職業はITエンジニア、趣味はバイク、ゲームなどです。ITに限らずいろんな事をカオスに書いていきます。

小さな村の物語

小さな村の物語という番組があります。

www.bs4.jp

BSなので加入していない人は番組は見れないです。

実家はBSに加入していたのでなんとなく見ていた所、気に入り、一人暮らしになってから見れなくなったので、高いDVDまで買ってしまいました。

そんなに面白いかというと、そうでもないですが、一種の癒しとして楽しめます。

イタリアの田舎の人々の日常を描いた物語で家族が必ずと言っていいほど出てきます。素朴な様々な人々の日常生活を垣間見ることができます。放送毎に2組ぐらいの家族がフォーカスされます。

この番組は日テレが製作していますが、どことなく昔のNHKスペシャルのような感じがあります。僕は昔のNHKスペシャルが好きでした。なぜかというと昔のNHKスペシャルは意味性の無い物に凄い労力をかけており、その無駄というか、無常感がたまらなかったからです。自分自身が目的主義的な所があり、そのような思考形式だと決して製作されないであろう番組に引かれたのかもしれません。

話は変わりますが、男性の場合、目的主義なのか、経過主義なのか測れる質問があります。それは風俗かキャバクラどっちに行くか?という質問です。

目的主義の男性は風俗と回答します。目的は一緒なのだから最短ルートを辿りたいという思考方式です。経過主義の人はキャバクラを選びます。目的は一緒だけど経過を楽しみたいという思考方式です。これで一概に全てを判別できる訳では無いですが、最短ルートを辿りたいから風俗と答えた人は目的主義的な傾向が強い人です。

話がそれましたが小さな村の物語に戻りたいと思います。なぜ自分がこのような番組に惹かれるのか疑問でした。見方によっては退屈な番組です。自分は映画などはアクションやサスペンスなどが好みなのに全く系統が違います。その答えの一つとして、イタリア人は結構村社会的な人々なのだという事を最近知りました。

イタリアは欧米なので個人主義なのかと思いきや、結構同調圧力などあり、サービス残業などを周りがやっているからといってしてしまうような所もあるようです。日本のように相互監視があるとか。番組ではそんな所は強調されていないので気づきませんが、無意識的に自分達と同質的な物に対して親近感を抱いていたのかも知れません。

またイタリア人は家族を非常に大切にします。これも番組で強調されている訳ではありませんが、家族の繋がりが強かった昔の日本を垣間見ているのかもしれないです。

なぜ小さな村の物語に惹かれるのか?という疑問ですが、この番組を通して、素朴な人々の日常から家族の繋がり、古き良き日本を擬似的に垣間見ていたのかも、というのが結論です。

BSですし、DVDは高いし、レンタルもされていないので見るのは難しいかもしれませんが、一度は見ておいても損は無いと思う番組です。

小さな村の物語、素朴な田舎の人々の日常を落ち着ける音楽と共に楽しめる、古き良き日本を垣間見る事ができる、そんな番組だと思います。