ごった煮

職業はITエンジニア、趣味はゲーム、散歩、読書などです。ITに限らずいろんな事をカオスに書いていきます。

君の膵臓を食べたいを読んで

君の膵臓を食べたいを読みました

君の膵臓をたべたい - Wikipedia

ジャンルは恋愛物。タイトルは気にはなっていましたが、恋愛系の小説を読んだのは初めてです。

なぜ興味の無い恋愛系の小説を読んだかというと、下記より

numbers2007.blog123.fc2.com

おぎやはぎの矢作がこの小説で号泣したというのを読んで。結構ドライな感じがする人なのに号泣ってどんな小説なんだろうって思ったのがきっかけです。

小説は予想を裏切り面白く読むことが出来ました。主人公の内、女性の方が不治の病にかかってしばらくしたら死ぬって笑えない設定なのですが、ある程度、コミカルなやり取りもあり、暗くならず、面白く読むことが出来ました。

純文学系の恋愛小説を自分がこれほど面白く読むことが出来たのは不思議です。恋人未満の関係性の掛け合い、やり取りや物語の展開の仕方が面白かったからかな。

小説はちょくちょく読んでますが、ここ数年読んだ中では一番の傑作でした。この小説ですが、小説の賞に何個か応募してダメで、最後小説サイトに投稿して話題になって文庫化されたという経緯があるようです。

君の膵臓をたべたい - Wikipedia

審査員や出版社の人間は何を見てんだと思いましたね。目が節穴どころかプロ失格レベル。素人目から見ても面白いし、ウケるだろうなというのは判断つきます。

さて小説を見て号泣とはいきませんでした。ちょっと涙が出たぐらい。何でだろう?女性に対する保護欲みたいなのが強い男性の方がくるのかもしれないですね。理由はネタバレになってしまうので小説を読んで見てください。

小説で本気で泣いたのは「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」のみ

東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜 - Wikipedia

この小説はオカンを扱っているので卑怯です。

作者の住野よるさんはこの小説が実質デビュー作のようです。人との関わりややり取りを描かせたら右に出るものはいないと思わせるような非凡な才能を感じました。今は兼業でされているようですが、今後も面白い小説を書いてくれる事を期待したいです。

人はなぜ小説を読むのでしょうか?面白いから?ドキドキハラハラするから?続きが気になるから?色々な理由があるでしょうが、この小説を読んで架空のフィクションの中に真理を見出す、というの付け加えられるなと思いました。

世界は基本的に虚構で成り立っています。その虚構の中から人はその人それぞれの真理を見出す必要があります。 自分を形作る物を。自分の根幹となる物を。そしてそういう物は実体験としてよりも小説などからの方が抽出しやすい場合もあるかもしれません。自分だけの神話を作る。その為に私たちは小説を読むのかもしれません。